“よのぶとん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
四布蒲団66.7%
四巾布団11.1%
四布布団11.1%
四布蒲團11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大華表おほとりゐの下には既に舟の支度で出来て、真中の四布蒲団よのぶとんの上に、芝居で使ふやうな小さな角な火鉢が置かれてあるのをかれは目にした。
船路 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
灰は八方へ散乱致す、其のうちにお瀧は一生懸命だから四巾布団よのぶとんを取ってうしろから茂之助を抱き締めましたが、女の事で身丈せいが低いから羽がい締めと云う訳には参りません、脇の下をお瀧に押えられたが
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
と山三郎の云うことだから大丈夫だと、亭主も急がせまして、前艫まえろが二人、脇艫が二人、船頭一人都合五人飛乗りまして、板子の下に四布布団よのぶとんを敷いておらんを入れ
中硝子なかがらす障子しやうじごしに中庭なかにはまつ姿すがたをかしと絹布けんぷ四布蒲團よのぶとんすつぽりと炬燵こたつうちあたゝかに、美人びじんしやく舌鼓したつゞみうつゝなく、かどはしたるひろひあれは何處いづこ小僧こそうどん雪中せつちゆうひと景物けいぶつおもしろし
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)