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『船路』
ふりがな文庫
『
船路
(
ふなじ
)
』
大華表の下には既に舟の支度で出来て、真中の四布蒲団の上に、芝居で使ふやうな小さな角な火鉢が置かれてあるのをかれは目にした。 それは最早夕暮に近かつた。向うの長い丘には、まだ夕日の影が微かにさし残つてはゐたけれども、冬の日脚の短かさ、それも忽 …
著者
田山録弥
著者
田山花袋
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「太陽 第二十八巻第四号」1922(大正11)年4月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約22分(500文字/分)
朗読目安時間
約36分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
神
(
かう
)
傍
(
かたはら
)
女
(
あま
)
其方
(
そつち
)
潜
(
くゞ
)
此方
(
こつち
)
舷側
(
ふなべり
)
三歳
(
みつつ
)
嬶
(
かゝあ
)
戦
(
そよ
)
灯
(
ともしび
)
傍
(
わき
)
舳先
(
みよし
)
指
(
ゆびさ
)
昨夕
(
ゆふべ
)
痕跡
(
あと
)
満面
(
まとも
)
禰宜
(
ねぎ
)
貴方
(
あなた
)
男甕
(
をかめ
)
船尾
(
とも
)
灯
(
ひ
)
濶
(
ひろ
)
河楊
(
かはやなぎ
)
池
(
いけ
)
樹間
(
このま
)
朝炊
(
あさげ
)
息栖
(
いきす
)
延方
(
のぶかた
)
女甕
(
めかめ
)
塊
(
かたまり
)
創傷
(
きず
)
傍
(
そば
)