“よなが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
夜長88.9%
夜永11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一、長閑のどかあたたかうららか日永ひながおぼろは春季と定め、短夜みじかよすずしあつしは夏季と定め、ひややかすさまじ朝寒あささむ夜寒よさむ坐寒そぞろさむ漸寒ややさむ肌寒はださむしむ夜長よながは秋季と定め、さむし、つめたしは冬季と定む。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
即ちよいあかつきとの場合が多い。なお筆のついでであるからちょっとここでいって置きたいのは、日永ひながが春で、短夜が夏で、夜長よながが秋で、短日みじかびが冬であるのは、理窟からいったら合わぬ話になる。
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
冬の夜永よながなどには、よく三四人の青年が其処そこへ集つて来て、粗柔そだきながらいつまでも/\語り続けた。それ等の客のなかに、一人の年若い小学教師があつた。
新らしき祖先 (新字旧仮名) / 相馬泰三(著)