“ゆらく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
愉楽75.0%
愉樂25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
楽しい自身の愉楽ゆらくに耽つてゐる。
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
浪華なにわの地をきりひらいて、大坂築城の大工事にかからせ、その規模、その結構の雄大なること、前古にないと、天下の耳目じもくをおどろかせているものの、かれ自身の、人間的な愉楽ゆらく
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
景勝けいしよう愉樂ゆらくきやうにして、内湯うちゆのないのを遺憾ゐかんとす、とふ、贅澤ぜいたくなのもあるけれども、なに青天井あをてんじやう、いや、したゝ青葉あをばしづくなかなる廊下らうかつゞきだとおもへば、わたつてとほはしにも、かはにも
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
狂ほしきその愉樂ゆらく…………
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)