“やまだち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
山館60.0%
山賊40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さらにはまた、祝朝奉家の本拠、独龍岡の山館やまだちの前へも、何らさえぎるものなく来てしまった。——見ればほりり橋を高く上げ、門扉もんぴかたくとざして、山城一帯はせきとして声もない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ヂュリ おゝ、パリスどのと祝言しうげんをせうほどなら、あのたふうへからんでい、山賊やまだち跳梁はびこ夜道よみちけ、へびくさむらひそめいともはッしゃれ。
それとも野伏のぶせ山賊やまだちたぐいででもあらうかと思つて来たんです。
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)