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山館
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やまだち
ふりがな文庫
“
山館
(
やまだち
)” の例文
邸内は、豪族の
山館
(
やまだち
)
として、いいぶんのないほど広い。表は金剛への、山街道に面し、裏は深い断層をなした崖下を、千早川が流れていた。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼女はつき当りの杉戸をあけて、低い階だんを降り、また廊を行って、
山館
(
やまだち
)
づくりの階をいくつも降りた。
私本太平記:07 千早帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
さらにはまた、祝朝奉家の本拠、独龍岡の
山館
(
やまだち
)
の前へも、何らさえぎるものなく来てしまった。——見れば
濠
(
ほり
)
の
吊
(
つ
)
り橋を高く上げ、
門扉
(
もんぴ
)
かたくとざして、山城一帯は
寂
(
せき
)
として声もない。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
館
常用漢字
小3
部首:⾷
16画
“山”で始まる語句
山
山家
山路
山羊
山茶花
山間
山中
山谷
山毛欅
山車