“めぐむ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
60.0%
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
坐談ざだん化石の事におよび、先生かにの化石一枚をめぐむ
維新後其技大いにれて、一時多く浅田宗伯に譲らなかつた。めぐむさんは少時医を此玄道に学んだ。清川氏のすゑは今大津に居ると云ふ。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
伊沢めぐむさんの語る所に拠るに、三沢氏は玄間の称を世襲したもので、徳の父棠軒の同僚にも一の洋医三沢玄間があつたさうである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
先づ根本材料は伊沢めぐむさんの蘭軒略伝乃至歴世略伝に拠るとする。これは已むことを得ない。和田さんと同じ源を酌まなくてはならない。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
枳園の終焉しゅうえんに当って、伊沢めぐむさんは枕辺ちんぺんに侍していたそうである。印刷局は前年の功労を忘れず、葬送の途次ひつぎ官衙かんがの前にとどめしめ、局員皆でて礼拝した。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)