“めうけい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
妙計50.0%
妙景50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
聞中に此方は莞爾にこ/\笑ひ出し聞了つては横手をち成程々々奇々きゝ妙計めうけい必ず當るに相違なし夫なら直に金の算段さんだん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
但し僕をその小言こごとの前に降参するものと思ふべからず。僕には室生むろふ苦手にがてなる議論を吹つかける妙計めうけいあり。
田端人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
天忠が拾上げ養育なしたてまつり其後當所たうしよ美濃國常樂院へ轉住てんぢうの頃もともなひ奉つりたれば御成長せいちやう美濃國みのゝくにと申立なばたれ有て知者あらじ然すれば紀州の調しらべも平野村のたゞしも無して事のやぶる氣遣きづかひなし此儀如何にと申ければ三人はかんじ入まことに古今の妙計めうけいと一同是に同じける此時常樂院また申けるは今天一を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
村をさる事七八町に七ツ釜といふ所あり、(里俗滝つぼを釜といふ)滝七だんあるゆゑに七ツ釜とよびきたれり。銚子てうしの口不動滝ふどうたきなどいふも七ツ釜の内にて、妙景めうけい奇状きじやうふでをもつていふべからず。
村をさる事七八町に七ツ釜といふ所あり、(里俗滝つぼを釜といふ)滝七だんあるゆゑに七ツ釜とよびきたれり。銚子てうしの口不動滝ふどうたきなどいふも七ツ釜の内にて、妙景めうけい奇状きじやうふでをもつていふべからず。