“みょうけい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
妙恵25.0%
妙桂25.0%
妙計25.0%
茗渓25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
妙恵みょうけいの子頼尚よりひさは、尊氏の迎えにおもむいて遠くにあり、兵も連れて行ったので、ほとんど、ここは手薄だったのだ。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いまはかくしておくにおよばん。太宰府の陥落、少弐妙恵みょうけいの死、すべて、ありていに全軍へ告げわたせ」
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
尼「思行しこうさん、妙桂みょうけいさん、アノ一寸ちょっと和尚さんに告げてお呉れな、深川の方の娘さんじゃそうだが、十八九に成る方で、因縁が悪いからお弟子になり、剃髪して尼に成りたいと云っておいでだから、一寸和尚様に告げてお呉れえ」
余輩よはい常に思うに、今の諸華族が様々の仕組をもうけて様々のことに財を費し、様々のうれいうれえて様々の奇策きさく妙計みょうけいめぐらさんよりも、むしろその財のいまむなしく消散しょうさんせざるにあたり
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
そうです、やがて彼が出た所は、茗渓みょうけいの底で間道の口は、青黒い水が波紋を描いてヒタヒタと流れている。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)