“めいどう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鳴動88.2%
明道5.9%
迷道5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東西三十間、南北二十余間の塀にかこまれている吉良家の邸は、一瞬の間に、地殻ちかくも裂けるような鳴動めいどうと旋風の中に置かれていた。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
けだ明道めいどう伊川いせん晦庵かいあんぶつを排する、皆雄論博議あるにあらず、卒然の言、偶発の語多し、而して広く仏典を読まざるも、亦其の免れざるところなり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
明道めいどうの言をののしって、あに道学の君子のわざならんやとい、明道の執見しっけん僻説へきせつ委巷いこうの曲士のごとし、誠にわらう可き也、と云い、明道何ぞすなわち自らくるしむことかくの如くなるや、と云い、伊川いせんげんを評しては
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
かの、小太郎山こたろうざん間道かんどうへかかって、首尾しゅびよく築城ちくじょう迷道めいどうをさまよい、もとのところへいもどった伊部熊蔵いのべくまぞう雁六がんろく、ほか六十人の金鉱山掘夫かなやまほりが、ぼんやりくたびれもうけをしていた時分なのである。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)