迷道めいどう)” の例文
かの、小太郎山こたろうざん間道かんどうへかかって、首尾しゅびよく築城ちくじょう迷道めいどうをさまよい、もとのところへいもどった伊部熊蔵いのべくまぞう雁六がんろく、ほか六十人の金鉱山掘夫かなやまほりが、ぼんやりくたびれもうけをしていた時分なのである。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)