“まどぎは”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
窓際66.7%
窓側26.7%
窓辺6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まちつかれた身體からだをそつと椅子いすにもたれて、しづかなしたみちをのぞこふとまどをのぞくと、窓際まどぎは川柳かはやなぎ青白あをしろほそよるまどうつくしくのびてた。
追憶 (旧字旧仮名) / 素木しづ(著)
ふと相手に気がついて見ると、恵蓮はいつか窓側まどぎはに行つて、丁度明いてゐた硝子窓ガラスまどから、寂しい往来を眺めてゐるのです。
アグニの神 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
ひとり窓辺まどぎはに凭りかゝつて月を眺めてゐると、遠くの空の下で、今宵春子さんはどんな思で、この月を眺めてゐるだらうか——そんな事を思ふと知らず知らずの間に涙がこぼれて来ます。
(新字旧仮名) / 牧野信一(著)