『蛍』
「今夜こそ書きませう。……えゝと何から先に書かうかしら?……候文も古くさいし、言文一致ではだら/\するし……」 光子さんは、紙をひろげてペンを執りましたが、何から先へ書いたらいゝか?と思ふと、迷はずには居られませんでした。一年程前に別れた春 …
| 著者 | 牧野信一 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
| 初出 | 「少女 第一一七号(菊月の巻 九月号)」時事新報社、1922(大正11)年8月8日 |
| 文字種別 | 新字旧仮名 |
| 読書目安時間 | 約7分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約11分(300文字/分) |
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