“まちうら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
町裏66.7%
街裏33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このあいだまで大工だいくたちが、ここで他所よそてるいえ材木ざいもくんでいたのでした。ここは、町裏まちうらはらっぱであります。
雪の降った日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
町裏まちうらに、隣組となりぐみ人々ひとびとによって、たがやされた田圃たんぼがありました。そこには、黄色きいろはないていました。
どこかに生きながら (新字新仮名) / 小川未明(著)
これがわざわざ広場プラスや公園の真中まんなかに設けられずに、古ぼけた街裏まちうらの狭い辻角に建つて居るのも附近の民家の幼児をさなご一寸ちよつと横町の塀下へいしたで立小便をして居るのと同じ感じであるのを面白いと思つた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
風寒く夕日ばめり冬の水いま街裏まちうらを逆押してゆく
雲母集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)