“まさつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
摩擦96.7%
3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
厘錢りんせん黄銅くわうどう地色ぢいろがぴか/\とひかるまで摩擦まさつされてあつた。どつぺをいたのがさらおやになつて一ごとにどつぺはいてつなへつける。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
こういう無慈悲な摩擦まさつを伴いながら、資本主義というものは大きな社会化された組織・独占の段階に進んで行くものなのだ。
工場細胞 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
私は帰りがけ何となくうれしく、自分の手柄ではない中にも一銭を真心もつて人に恵んだおかげに金銀にまさつたつかひ様が出来たと思ひ、足が地につかない様にび/\家に帰り升た。
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)