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ぼぜん
ふりがな文庫
“ぼぜん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
墓前
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
墓前
(逆引き)
豊臣秀吉
(
とよとみひでよし
)
が織田
信孝
(
のぶたか
)
の賊臣
桑田彦右衛門
(
くわたひこえもん
)
の
挙動
(
きょどう
)
を
悦
(
よろこ
)
ばず、不忠不義者、世の
見懲
(
みごら
)
しにせよとて、これを信考の
墓前
(
ぼぜん
)
に
磔
(
はりつけ
)
にしたるがごとき、
是等
(
これら
)
の事例は実に
枚挙
(
まいきょ
)
に
遑
(
いとま
)
あらず。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
夕方、
静
(
しずか
)
になった墓地に往って見る。
沈丁花
(
ちんちょうげ
)
、
赤椿
(
あかつばき
)
の枝が
墓前
(
ぼぜん
)
の
竹筒
(
たけつつ
)
や土に
插
(
さ
)
してある。
線香
(
せんこう
)
の
烟
(
けむり
)
が
徐
(
しず
)
かに
颺
(
あが
)
って居る。不図見ると、地蔵様の
一人
(
ひとり
)
が
紅木綿
(
べにもめん
)
の着物を
被
(
き
)
て居られる。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
混乱
(
こんらん
)
した世相はここにもあらわれて、
罪
(
つみ
)
もなく若い
生命
(
いのち
)
をうばわれた彼らの
墓前
(
ぼぜん
)
に、花をまつるさえ忘れていることがわかった。花立ての
椿
(
つばき
)
はがらがらに
枯
(
か
)
れて午後の
陽
(
ひ
)
をうけている。
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
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