“ほんしやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
本性77.8%
本省11.1%
本章11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しまひには家養の習慣も忘れ、荒々しい野獣の本性ほんしやうに帰つて、行衛ゆくへが知れなくなつてしまつたのである。三日つても来ない。四日経つても帰らない。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
かれ自分じぶん東京とうきやうんでれた杉原すぎはらが、いまなほ課長くわちやうとして本省ほんしやうにゐないのを遺憾ゐかんとした。かれ東京とうきやううつつてから不思議ふしぎとまだ病氣びやうきをしたことがなかつた。したがつてまだ缺勤屆けつきんとゞけしたことがなかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
本章ほんしやういてある、かたいが、ものやはらかにあはれである。
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)