“ほけきやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ホケキヤウ
語句割合
法華経66.7%
法華經33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鶯の鳴く声は、あれで法華経ほけきやう々々々/\と言ふのぢやさうな。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
長雨や出水でみづの国の人なかばつどへる山に法華経ほけきやうよみぬ
舞姫 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
そも女人をんなは、一だい五千くわん、七千餘卷のどのきやうにもほとけになれないときらはれてゐるが、法華經ほけきやうばかりには女人によにんほとけになると説かれてゐる。
ちやく本繩ほんなはに掛りえりには水晶すゐしやう珠數ずずを掛け馬にりて口に法華經ほけきやう普門品ふもんぼん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
況や、たみのほねをくだける白米しらよね、人の血をしぼれるごとくなるふるさけを、ほとけ法華經ほけきやうにまいらせ給へる女人によにんの、成佛得道疑べしや。
十萬世界の大地のちりは知人しるひともありなん。法華經ほけきやう供養の功徳くどくしりがたしとこそほとけはとかせ給てさふらへ、これをもて御心あるべし。