“ほけきょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
法華経97.1%
法花経2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
院は物怪の罪を救うために、日ごとに法華経ほけきょう一巻ずつを供養させておいでになった。そのほか何かと宗教的な営みを多くあそばされた。
源氏物語:35 若菜(下) (新字新仮名) / 紫式部(著)
非常に宗教心にあつく、法華経ほけきょうを信仰して、まるで菩薩ぼさつさまのような生活をおくっていました。仏さまといってもいい程です。
啄木と賢治 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)
然し其様そんなことを見ながらに終ったのではない、最期の時は人を去らせて、室内廓然かくねん、縄床に居て口に法花経ほけきょうじゅし、手に金剛の印を結んで、端然たんねんとして入滅したということである。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)