“ふなうた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
船唄33.3%
船歌13.3%
欵乃13.3%
舟唄13.3%
漁歌6.7%
舟歌6.7%
船謠6.7%
船謡6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
靜かに心を靜めて、この波のなす曲節を聞いて居ると、かの漁夫の集會の時に歌ふ「船唄(ふなうた)」の調子を思ひ出さずには居られなかつた。彼がこれを生んだと云つては餘りに牽強ではある。
海郷風物記 (旧字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
朗かな船歌(ふなうた)の調子と、その伴奏部の織り出す綾はなんとも言えない。この歌はゲルハルトが巧みに歌っているが、歌の性質から言えば、女声は少しおかしい。
欵乃(ふなうた)一(ひと)ふし歌ひさして
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
最初のレコードはショパンの『舟唄(ふなうた)=嬰ヘ長調』であったが、その脂の乗ったすばらしい技巧に恐怖して、「なるほどこいつは?」と十字屋の店頭で首を捻りながら
すると、どこかで粋な漁歌(ふなうた)が聞えた。見れば芦間(あしま)隠れの洲(す)の蔭から、ただ一人の漁夫が、こっちへ小舟を操(あやつ)ッて来る。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
頃(しばら)くして席は遊藝を競ふところとなり、ポツジヨは得意の舟歌(ふなうた)(バルカルオラ)を歌へり。我は友の笑(ゑみ)を帶びたる容貌(おもざし)の背後(うしろ)に、暗に富貴なる人々の卑吝(ひりん)を嘲(あざけ)る色を藏(かく)したるかを疑ひぬ。