-
トップ
>
-
ふとゞきしごく
殺し
金子五百兩
奪ひ取其
後猶又
同所にて三五郎をも
殺害致し候段
重々不屆至極に付
町中引廻しの
上千住小塚原に於て
獄門に
行なふ
ば
却つて我等に
塗付んと
當途もなき
事言散し若年ながらも
不屆至極重ねて口を
愼み給へ若き時より氣を付て惡き
了簡出さるゝな
親々達に氣を
其方儀
主人妻何程申付候共又七も主人の
儀に
付致方も
有之べき處主人又七に
疵を
付剩さへ
不義の申
掛を致さんとせし段
不屆至極に付
死罪申
付る