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ふつとう
ふりがな文庫
“ふつとう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
沸騰
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
沸騰
(逆引き)
「見ろやアイ」「民主々義万歳」など思ひ/\の
叫喚
(
けうくわん
)
沸騰
(
ふつとう
)
して、悲憤の涙を
掬
(
むす
)
びたる青年弁士の降壇を送れり
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
「天は人の上に人を造らず」の一語が如何に深く日本青年の脳裏に喰込みしよ。楠公の忠節は権助の首くゝりの如してふ議論が如何に世論を
沸騰
(
ふつとう
)
せしめしよ。
明治文学史
(新字旧仮名)
/
山路愛山
(著)
其の
鈍色
(
にぶいろ
)
を破ツて、處々に
煤煙
(
はいえん
)
が
上騰
(
のぼ
)
ツてゐる。
眞直
(
まつすぐ
)
に
衝騰
(
つきのぼ
)
る勢が、何か壓力に支へられて、横にも
靡
(
なび
)
かず、ムツクラ/\、恰で
沸騰
(
ふつとう
)
でもするやうに、
濃黒
(
まつくろ
)
になツてゐた。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
年々歳々其度を加ふる生活の
困苦惨憺
(
こんくさんたん
)
に、
漸
(
やうやく
)
く目を挙げて自家の境遇を覚悟するに至り、
沸騰
(
ふつとう
)
せんばかりの世上の戦争熱も
最早
(
もはや
)
や、彼等を
魔酔
(
ますゐ
)
するの力あらず、彼等の心の底には
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
突如、
温
(
あたゝか
)
き手は来つて梅子の
右掌
(
めて
)
を
緊
(
しか
)
と握れり、
彼女
(
かれ
)
は総身の熱血、一時に
沸騰
(
ふつとう
)
すると覚えて、恐ろしきまでに
戦慄
(
せんりつ
)
せり、額を上ぐれば、篠田の両眼は日の如く輝きて直ぐ前に
懸
(
かゝ
)
れり
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
ふつとう(沸騰)の例文をもっと
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