“ふっとう”の漢字の書き方と例文
語句割合
沸騰100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一、その場の人気の沸騰ふっとうとらわれず、頭を冷徹に保ち、ひそかに馬の実力を考うべし。その場の人気ほど浮薄なるものなし。
我が馬券哲学 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
金属Qがはいっているという脳髄は、ビーカーの中で、沸々ふつふつ沸騰ふっとうする茶褐色の薬液やくえきの中で煮られてまっくろにしていく。
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
いたましく然も偉大なる死! 先生の死は、先生が最後の勝利でした。夫人、あなたは負けました。だからあなたの煩悶はんもんも、御家の沸騰ふっとうも起きたのです。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)