“ふたあし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
二足57.9%
二歩39.5%
二肢2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
子供こどもは、二足ふたあし三足みあしあるくとあしもとの小石こいしひろって、それをめずらしそうに、ながめていました。とりさがしているとまって
幾年もたった後 (新字新仮名) / 小川未明(著)
美女 一歩ひとあしに花が降り、二歩ふたあしには微妙のかおり、いま三あしめに、ひとりでに、楽しい音楽の聞えます。ここは極楽でございますか。
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
(今は山形県新庄しんじょうの雪害調査所の陳列室に在る)。一つはこれも長さ六尺に及ぶクシである。水溜みずためが二つってあって珍らしい。二肢ふたあしの自然木が左右の足となって支える。
全羅紀行 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
長さ二間半にも余るだろうか、太いけやき一本で出来た二肢ふたあしの大きなきねが置いてある。十人も掛って二肢の所を踏みつけ、杵を上げては下ろす。重ねられた温突紙がその重みの下で出来上るのである。
全羅紀行 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)