“ふぞろ”の漢字の書き方と例文
語句割合
不揃100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私が沈む少し前には、不揃ふぞろいな大きな字だったが、それでもちアんと読める字を書いているのに私は吃驚びっくりした。
党生活者 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
やぶから棒を突き出したようにしりもったてて声の調子も不揃ふぞろいに、辛くも胸にあることを額やらわきの下の汗とともに絞り出せば、上人おもわず笑いを催され
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
みんなおつかげばかしいてたのぱなしてんだからあし不揃ふぞろひだなどうしても、それにさかきふだつちと倒旋毛さかさつむじおつてるやうだから畜生ちきしやうなんぼにもあしねえな
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)