“ふそろい”の漢字の書き方と例文
語句割合
不揃100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日は鋭くとがった頂きは無論の事、切石を不揃ふそろいに畳み上げた胴中どうなかさえ所在ありかがまるで分らない。それかと思うところが、心持黒いようでもあるが、鐘のはまるで響かない。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
かんかららんは長い橋のたもとを左へ切れて長い橋を一つ渡って、ほのかに見える白い河原かわらを越えて、藁葺わらぶきとも思われる不揃ふそろいな家の間を通り抜けて、梶棒かじぼうを横に切ったと思ったら
京に着ける夕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)