“ふぞろい”の漢字の書き方と例文
語句割合
不揃100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かなり熟練が入るのですが、お母様はお上手じょうずでした。私などが手を出して見ましても、とかく不揃ふぞろいになるので嫌われます。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
茅場町かやばちょうの通りから斜めにさし込んで来る日光ひかげで、向角むこうかどに高く低く不揃ふぞろいに立っている幾棟いくむねの西洋造りが、屋根と窓ばかりで何一ツ彫刻の装飾をも施さぬ結果であろう。
深川の唄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)