“ひっく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
引繰63.6%
引組18.2%
18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕がきっとここだというところまで解いて、それで駄目だったのは、あの『あらまそーお』云々を仮名文字のまま引繰ひっくりかえしたから失敗したのだ。
獏鸚 (新字新仮名) / 海野十三(著)
さっくと削った荒造あらづくりの仁王尊が、引組ひっくさまいわ続き、海を踏んで突立つッたつ間に、さかさに生えかかった竹藪たけやぶ一叢ひとむら隔てて、同じいわおの六枚屏風びょうぶ、月にはあお俤立おもかげだとう——ちらほらと松も見えて
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
僕がしっかり抑えているから乗りたまえ、おっとそう真ともに乗ってはひっくり返る、そら見たまえ、膝をうったろう、今度はそーっと尻をかけて両手でここを握って、よしか
自転車日記 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)