“ひきすえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
引居50.0%
引据50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆるして砂利じやりの上に引居ひきすえられしてい此世の人とは見えざりけり白洲しらすの正面には大岡越前守殿着座ちやくざ有左の方には御目附土屋つちや六郎兵衞殿縁側えんがはには目安方めやすがた與力よりき下には同心に至る迄威儀ゐぎ嚴重げんぢうひかへたり此時大岡殿は武州幸手宿富右衞門とよばれ其方歳は何歳いくつなるぞと尋問とはれしかば富右衞門ハツと平伏し少し顏を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「あア/\うも警察のお手がく行届き、うしても逃れぬ事が出来ぬとしったら、決して悪事は働かぬ所だッたのに」とはある罪人がおのれの悪事露見して判事の前に引据ひきすえられし時の懺悔ざんげの言葉なりとかや
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)