“はんせん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
帆船71.4%
樊川14.3%
半箭4.8%
反戦4.8%
帆銭4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は無風帯を横ぎる帆船はんせんのように、動詞のテンスを見落したり関係代名詞を間違えたり、行きなやみ行き悩み進んで行った。
保吉の手帳から (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
揚州十年の痴夢ちむより一覚する時、ち得るものは青楼せいろう薄倖の名より他には何物もない。病床の談話はたまたま樊川はんせんの詩を言うに及んでここに尽きた。
梅雨晴 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
死んだ陶謙は、わが亡父のあだなることは、玄徳も承知のはずだ。その讐はまだ返されていないではないか。——しかるに玄徳が、半箭はんせんの功もなき匹夫ひっぷの分際を
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
きみたちのくちびる最後さいごまで反戦はんせんさけつゞけた
いんしま塩飽しあくなどの島々に、村上海賊将軍以来の、海の顔役がにらんでいて、“帆銭はんせん”とか“潮道券しおみちけん”とかいう私税を徴発し、ただは通れない所だった。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)