“はせよ”の漢字の書き方と例文
語句割合
馳寄100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その中(うち)に幕の横や下から笠支配人を先に立てた四五人が馳寄(はせよ)って来て、呉羽の身体(からだ)を無造作に、向って左の方へ抱え上げて行った。
二重心臓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
わがすくひにゆかむとするを待たで、傍(かたえ)なる高草の裏にあと叫ぶ声すと聞く間(ま)に、羊飼の童(わらべ)飛ぶごとくに馳寄(はせよ)り、姫が馬の轡(くつわ)ぎは緊(しか)と握りておし鎮(しず)めぬ。
文づかひ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
聞(きゝ)其所に居るのはお梅かと言へばお梅はオヽ父(とゝ)さん何卒(どうぞ)助(たす)けて下されと聞くより上臺は馳寄(はせよ)るに雲助は是を見て邪魔(じやま)だてなすなと棒(ぼう)振上(ふりあげ)打(うつ)て掛るを引外し脇差(わきざし)拔(ぬい)て切懸(きりかゝ)るに彼の雲助は逃乍(なが)ら女を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)