“ねりぐすり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
練薬42.9%
煉薬28.6%
練藥28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いきなり練薬ねりぐすりなどつけたって駄目だぞ。先に、酒か焼酎しょうちゅうで傷口を洗っておかなくっちゃ」
旗岡巡査 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「親分。案の通り、金造は切疵きりきずのくすりを買って行きました。金創きんそういっさいの妙薬という煉薬ねりぐすりだそうで……」
半七捕物帳:51 大森の鶏 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
御嶽山おんたけさんはうからかへ人達ひとたちは、お百草ひやくさうといふくすりをよく土産みやげつてました。お百草ひやくさうは、あのたかやまうへれるいろ/\なくさからせいした練藥ねりぐすりで、それをたけかはうへべてあるのです。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)