煉薬ねりぐすり)” の例文
膏薬をがして眼を洗はせたが、熱い煉薬ねりぐすりが眼にみたので、善吉はその後幾日も眼医者に通はねばならなかつた。前の支那しなの話に膏薬を口に貼つた。
赤膏薬 (新字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
「親分。案の通り、金造は切疵きりきずのくすりを買って行きました。金創きんそういっさいの妙薬という煉薬ねりぐすりだそうで……」
半七捕物帳:51 大森の鶏 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)