“にふさつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
入札100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれやすいとはれゝば、やすやうがした。もし買手かひてがあれば、買手かひてだけかね幾何いくらでもりたかつた。かれ新聞しんぶんで、近來きんらい古書畫こしよぐわ入札にふさつ非常ひじやう高價かうかになつたことやう心持こゝろもちがした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
させたりける或時彦兵衞隱居の方へ來り淺草觀音地内の小間物屋に品物しなもの有る故仲間内の直踏ねぶみには十五兩から九十兩まで付上つけあげたれども能々よく/\見るに百兩に買ても二十兩位は利の有る代物しろものなれば私し百兩と入札にふさついたし落札おちふだになりたる故十兩手附てつけ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)