“なゝめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
98.7%
1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我等に山のなゝめにて上りうべきところを告げよ、そは知ることいと大いなる者時を失ふを厭ふことまたいと大いなればなり。 七六—七八
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
横手よこて桟敷裏さじきうらからなゝめ引幕ひきまく一方いつぱうにさし込む夕陽ゆふひの光が、の進み入る道筋みちすぢだけ、空中にたゞよちり煙草たばこけむりをばあり/\と眼に見せる。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
お夏は又何と思つたか、にはかに身を動かして、なゝめしげるに向けた。
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)