“なます”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
65.8%
31.6%
白斑1.3%
1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
し真弓が刃の下をい潜って、千代之助をかばってやらなかったら、た太刀三太刀目にはなますのように刻まれてしまったことでしょう。
百唇の譜 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
またそれはへいとふべし、然れどもこれを花片はなびらの場合と仮定せよ「木の下はしるなますも桜かな」食物を犯すは同一おなじきも美なるがゆゑに春興たり。
醜婦を呵す (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
そこが白斑なますみたいに濁ってくるんですとさ。
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
……根からお麁末そまつ御馳走ごちそうを、とろろもなますちまけました。ついお囃子に浮かれいて、お社の神様、さぞお見苦しい事でがんしょとな、はい、はい。
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)