“しらふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
素面68.0%
白面24.0%
白斑6.0%
素白2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
マクシムの命を救ったのは彼の沈着で豪毅な気性と素面しらふであったことであった。この椿事のためにマクシムは七週間も患った。
飲酒常習者の白面しらふは兎角はにかみ易いものであるが、こんな風に閑さへあればあちこちと歩きまはつてゐるうちに、次第にわたしは健康を取り戻し
或るハイカーの記 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
その折矢田平が父より夢中に授かりし片袖を、白斑しらふの鷹来てつかみ、飛去る。
両座の「山門」評 (新字旧仮名) / 三木竹二(著)
坪田村という所のお医者さんで色の白い、素白しらふのときはよく口ごもっておとなしいが、酒飲みで、そうなるとまるで様子の変る人が時々やってきた。噂では大変な遊蕩児ゆうとうじだという。
石ころ路 (新字新仮名) / 田畑修一郎(著)