“はくめん”の漢字の書き方と例文
語句割合
白面100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして今や、白面はくめん二十六歳の青年にして、すでに上杉家随一の器量者きりょうものと、四隣しりんに存在を知られている。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一同いちどうこれはとおそつゝしみけるに、やゝありて幸豐公ゆきとよぎみ御顏おんかほなゝめ見返みかへたまひ、「もくもく」とたまへば、はる末座まつざかたにて、いらへつ、白面はくめん若武士わかざむらひすこしくれつよりずりでたり。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
と例の九州男のY君が、一人の実直そうな白面はくめんの若者を引っ張って来た。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)