“てぐるま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手車66.7%
20.0%
手輦13.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが清にも別段の考えもなかったようだ。ただ手車てぐるまへ乗って、立派な玄関げんかんのある家をこしらえるに相違そういないと云った。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
自然、親房の声望は一ばい高く、彼みずからは法衣の宰相で剣もたいしていないが、つねに鬢頬びんづらに花をかざした大童子を左右にめしつれ、宮中の出入にはてぐるまを用い、日夜、軍議のていにみえる。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
をどりといふもをけうちいもあらふがごとし。ゆゑに人みな満身みうちあせをながす。第七をどり目にいたりて普光寺ふくわうじ山長やまをとこ耕夫さくをとこの長をいふ)手にさゝらもち、人の手輦てぐるまのりて人のなかへおし入り大音だいおんにいふ。