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輦
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てぐるま
ふりがな文庫
“
輦
(
てぐるま
)” の例文
既にして
輦
(
てぐるま
)
に乗ることを許された。後には蘭軒の
轎
(
かご
)
が玄関に到ると、侍数人が轎の前に集り、円い座布団の上に
胡坐
(
こざ
)
してゐる蘭軒を、
布団籠
(
ふとんごめ
)
に
手舁
(
てがき
)
にして君前に進み、そこに安置した。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
自然、親房の声望は一ばい高く、彼みずからは法衣の宰相で剣も
帯
(
たい
)
していないが、つねに
鬢頬
(
びんづら
)
に花を
簪
(
かざ
)
した大童子を左右にめしつれ、宮中の出入には
輦
(
てぐるま
)
を用い、日夜、軍議のていにみえる。
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
輦
(
てぐるま
)
の宣旨これらの世の人の羨むものを我も羨む
晶子鑑賞
(新字旧仮名)
/
平野万里
(著)
輦
漢検1級
部首:⾞
15画
“輦”を含む語句
鳳輦
御輦
牛輦
輦輿
輦轂
輦下
輦車
御駐輦
手輦
駐輦
随輦
通輦
行幸輦
輦路
輦籠
輦溜
輦小舎
輦小屋
輦宿
輦台
...