“ちょつと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一寸50.0%
鳥渡50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「でも」と云つた、三千代は少し挨拶に困つた色を、ひたひの所へあらはして、一寸ちょつとしたを見たが、やがてほゝげた。それが薄赤くまつて居た。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
めるのをそとて、めしを食つて、かみを刈つて、九段のうへ一寸ちょつと寄つて、又帰りに新たくへ行つて見た。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
神田へたが、平岡の旅館へ寄る気はしなかつた。けれども二人ふたりの事が何だか気に掛る。ことに細君の事が気に掛る。ので一寸ちょつとかほした。夫婦はぜんならべてめしつてゐた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
松村は相當に學問もあり、殊に蘭學が出來たので、外國掛がいこくがかりの方へ出仕しゅつしして、鳥渡ちょつと羽振の好い方であつた。
半七捕物帳:01 お文の魂 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)