“だんか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
檀家89.7%
壇下4.4%
弾呵2.9%
彈呵1.5%
1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
快生が今まで居た下総しもうさのお寺は六畳一間の庵室で岡の高みにある、眺望ちょうぼうは極めて善し、泥棒の這入る気遣はなし、それで檀家だんかは十二軒
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
かねて何ぞの場合にはと、ひそかに買い求めて閻王像えんおうぞう壇下だんかに隠しておいた朱房しゅぶさのついた短槍たんそうと短剣。その短剣だけをふところに呑むと、彼は用事をよそおって、ぷいと街へ出ていった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
場合によっては是の如きは魔境にちたものとして弾呵だんかしてある経文もあるが、保胤のは慈念や悲念がたかぶって、それによって非違にはしるに至ったのでも何でもないから
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
その他の自殺をはかつた者等が釋迦の彈呵だんかかうむつたことは記録に明らかである。
華厳滝 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
「オーイ、だんか来てくんろよ——オーイ」
禰宜様宮田 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)