“だてまき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
伊達巻84.2%
伊達卷13.2%
達手巻2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
洋風のベッドに寝ながら、その寝間着は、純和風のたもとの長い派手な友禅縮緬ゆうぜんちりめん長襦袢ながじゅばんで、それに、キラキラ光る伊達巻だてまきをしめていた。
人間豹 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
哥太寛こたいくわん餞別せんべつしました、金銀きんぎんづくりの脇差わきざしを、片手かたてに、」と、ひぢつたが、撓々たよ/\つて、むらさききれみだるゝまゝに、ゆる博多はかた伊達卷だてまきへ。
印度更紗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
名代の女房の色っぽいのが、長火鉢の帳場奥から、寝乱れながら、艶々とした円髷まるまげで、はぎも白やかに起きてよ、達手巻だてまきばかり、引掛ひっかけた羽織の裏にも起居たちいの膝にも、浅黄縮緬あさぎちりめんがちらちらしているんだ。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)