“たんじやく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
短尺50.0%
湛寂25.0%
短册25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
又格別知らんとも思はず。たまに短尺たんじやくなど送つて句を書けと云ふ人あれど、短尺だけ恬然てんぜんととりつ離しにしていまかつて書いたことなし。この俳壇の門外漢たることだけは今後も永久に変らざらん
わが俳諧修業 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
而も清光湛寂たんじやくふちの底に徹することのあるべきものを、雲憎しとのみおぼさんは、そも如何にぞや、くだれば雨となり、蒸せば霞となり、凝れば雪ともなる雲の、指して言ふべき自性も無きに
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
ひつくすべくもあらず、秋草あきぐさ種々くさ/″\かぞふべくもあらじかし。北八きたはち此作このさくごときは、園内ゑんないちらばつたる石碑せきひ短册たんじやく一般いつぱん難澁なんじふ千萬せんばんぞんずるなり。
弥次行 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)