湛寂たんじやく)” の例文
而も清光湛寂たんじやくふちの底に徹することのあるべきものを、雲憎しとのみおぼさんは、そも如何にぞや、くだれば雨となり、蒸せば霞となり、凝れば雪ともなる雲の、指して言ふべき自性も無きに
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)