“たんじやう”の漢字の書き方と例文
語句割合
誕生100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いまも中六番町まへまち魚屋さかなやつてかへつた、家内かないはなしだが、其家そこ女房かみさんおんぶをしてる、誕生たんじやうましたばかりの嬰兒あかんぼに「みいちやん、おまつりは、——おまつりは。」とくと、小指こゆびさきほどな
祭のこと (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
付させられ懷姙くわいにんし母お三婆のもとへ歸るみぎり御手づから御墨付すみつきと御短刀たんたうそへて下し置れしが御懷姙の若君わかぎみは御誕生たんじやうの夜むなしく逝去遊おかくれあそばせしを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
やど此御墨附このおすみつきと御短刀を戴きしが其若君は御誕生たんじやうの日におはてなされ其娘も空しくなり此二品は婆の持腐もちぐされにしたるを我十二歳の時婆を殺し此品々を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)