“たなうけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
店請63.6%
店受36.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母様いたく喜びたまひて、幸ひ近き今川小路に、相応ふさはしき家ありしを。これも母様の店請たなうけとなりて借り受けたまひつ。いづれに我を嫁入らすべき方様に、入らぬものいりかけるでもないと。
葛のうら葉 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
おくあきなむきも追々都合よきむね便たより有に付やがて金銀をたくはへ歸り來らんとたのしみ待居たる折柄をりから店請たなうけの方より今度彦兵衞の一件を委細くはしくらせ來りしかば妻子は大いになげかなしみしが如何にも其知らせを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
孝「へいあれは本当の叔父ではございません、親父おやじ店受たなうけで、ちょっと間に合わせの叔父でございます」
わたくしには兄弟も親類もございませんゆえ、たれあって育てる者もないところから、店受たなうけ安兵衞やすべえさんに引取られ、四歳よッつの時から養育を受けまして、只今では叔父分となり