“たどん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
炭団98.0%
炭團2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雪の夜には伯母さんはあんかの炭団たどんをかきおこしながら 雪坊主が白い著物をきて戸のそとに立つてゐる なぞといつて人をおどかす。
銀の匙 (新字旧仮名) / 中勘助(著)
炭団たどんを干した薪屋まきやの露地で、下駄の歯入れがコツコツとるのを見ながら、二三人共同栓にあつまった、かみさん一人、これを聞いて
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
其中そのうち綺麗きれい支那製しなせい花籃はなかごのなかへ炭團たどん一杯いつぱいつてとこかざつたと滑稽こつけいと、主人しゆじん編上あみあげくつのなかへみづんで、金魚きんぎよはなしたと惡戲いたずらが、宗助そうすけには大變たいへんみゝあたらしかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)