“しんぺい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
心配72.7%
新平9.1%
信平4.5%
清兵4.5%
秦兵4.5%
親屏4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兼「心配しんぺいしなさんな、そんなけちな旦那じゃアえ、もしか取りに来たら己が喰っちまったというから兄いも喰いねえ、一合買って来るから」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
〔評〕江藤新平しんぺい、前原一誠いつせい等の如きは、皆維新いしんの功臣として、勤王二なく、官は參議さんぎに至り、位は人臣のえいきはむ。然り而して前後皆亂を爲し誅に伏す、惜しいかな。豈四たんへんありしものか。
その順序を言えば、長男棠助、長女洲、次女国、三女きた、次男いわお、四女やす、五女こと、三男信平しんぺい、四男孫助まごすけである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
その次男がいわお、三男が今の歯科医信平しんぺいさんである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
旅順落ちていまだ幾日もあらざれば、げに清兵しんぺいの人家に隠れて捜しいだされて抵抗せしため殺さるるも少なからざりけるなり。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
たとい健婦の鋤犂じょれいるあるも、隴畆ろうほに生じ東西なし。いわんやまた秦兵しんぺい苦戦に耐うるをや。駆らるること犬と鶏とに異ならず。長者問うことありといえども、役夫あえて恨みを伸べんや。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
ここは徳川家の親屏しんぺい秋元但馬守あきもとたじまのかみが城主としてすわっている所です。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)