“清兵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やつ33.3%
しんへい33.3%
しんぺい33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さっきもおれアうっかり踏んむと、殺しに来たと思いやがったンだね、いきなりおけの後ろから抜剣ぬきみ清兵やつが飛び出しやがって、おいらアもうちっとで娑婆しゃばにお別れよ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
実に平壌へいじょう清兵しんへいよろしくという有様にて、四面包囲を受けしなり、ために運動意の如くならず、随て消化力減少して食気更に振わざるを以て、食物総て不味ふみにして口に入らず
旅順落ちていまだ幾日もあらざれば、げに清兵しんぺいの人家に隠れて捜しいだされて抵抗せしため殺さるるも少なからざりけるなり。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)